防爆無線機の必要性
防爆エリアでは、爆発性雰囲気と発火源が共存することによって火災又は爆発の危険のおそれがあるため、無線機を使用する際は国内防爆検定を合格した無線機の使用が労働安全衛生法で義務付けられています。
防爆無線機とは
大気中に可燃性ガス、蒸気、粉塵が放出されても可燃物の着火源とならないよう特別な構造をし、認証機関による防爆規格検査に合格し認証を受けた無線機です。
防爆規格について
防爆規格には幾つかの規格があります。
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本質安全防爆規格
正常な状態においてはもちろんのこと、故障した状態においても電気回路で発生する火花及び部品等の高温部によって対象ガスまたは蒸気に点火を生じないことの認定をするための規格です。産業安全研究所にて検査を行い、合格した機器にのみ適用されます。 日本の本質安全防爆区域で使用するためには、本規格の認証を受けている必要があります。
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UL913防爆規格
米国における防爆規格のひとつです。 UL913防爆規格のみ取得の無線機は日本の本質安全防爆区域では使用できません。 日本の本質安全防爆区域には定められていなくても、防爆対策が必要な区画、区域での使用は可能です。
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その他の防爆規格の一例
IECEx(国際規格)
CQST(中国)
ATEX(欧州)
防爆無線機の活用場所
・石油精製施設 ・油槽所 ・化学工場 ・石油備蓄基地 ・LNG基地 ・火力発電所 ・塗装工場
防爆無線機の製品情報
現在、防爆無線機を供給可能なメーカーは限られています。(アルファベット順)
両製品ともアナログ/デジタル(DMR方式)*1に対応した無線機です。
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Hytera
PD798Ex
本質安全防爆認定
詳しい製品情報
VHF帯、UHF帯 -
Hytera
PD668(UL913)
UL913認定
詳しい製品情報
VHF帯、UHF帯 -
Motorola
XiR P8608Ex
詳しい製品情報 -
JVC KENWOOD
NX-230EX/330EX
詳しい製品情報
防爆機器には、型式検定機関による検定が必要です。
海外の認証を取得している防爆機器であっても、国内で検定に合格していなければ、危険エリアでの防爆機器として使用できません。
DMR方式の導入事例
・爆発危険個所 ・イベント運営 ・交通運輸 ・電力 ・通信事業、各種事業 ・公安、消防 ・災害救援支援(CSR活動)
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